交流パーティ「わたしの国の特別な行事と食べもの」

 2018年1月20日(土)、交流パーティ「わたしの国の特別な行事と食べもの」をしました。国別にグループを作り、料理をご馳走したり、歌や踊りをしたり、特別な行事の過ごし方を発表したりしました。



 水餃子を作る中国チーム(左)  フォーイ・トーンを切るタイチーム(中)  チャールアを切るベトナムチーム(右) 
 当日、イベントが始まる1時間半前から料理を作り始めたのは、中国チーム。水餃子を皮から手作りします。
おもむろに袋から取り出された材料はなんと、青汁・トマトジュース・野菜ジュースです。餃子の皮に色付けするために使われました。


 フィリピンチームは「アドボ」を作りました。鶏肉と玉ねぎを一緒にフライパンで炒めて、固ゆでの卵を加えて作ります。
味付けは醤油や酢などを入れて、味が染みるまで煮込むようにしていました。和風な味の料理で食べやすかったです!






◇並んだ料理

インドネシア(左)  ベトナム(中)  ペルー(右)


ネパール(左)  タイ(中)  中国(右)


日本(左)  フィリピン(中)  



◇交流を楽しむようす





◇「わたしの国の特別な行事と食べもの」の発表
 中国チームの発表には8人が出てくれました。年末は家族揃ってご飯を食べ、日本で言う「紅白歌合戦」をTVで見るそうです。
水餃子の包み方は昔の中国のお金に似せたものです。そのため、お正月のお祝いでお金持ちを願って食べるそうです。「野菜・お肉・エビなどが入って栄養も満点」と紹介してくれました。



 タイチームは鶏卵のあま〜い素麺「フォーイ・トーン」を用意してくれました。お祝いとして皆で食べるそうです。
「パッタイ焼きそば」は作ってきてくれました。最近は日本でも見るようになりましたね。パッタイは米粉の麺で、生姜などと一緒に炒めて作ったとのことです。
タイのお正月は1月1日と4月13?15日までと2回あるとのことで、とても驚きました。4月は仏様の誕生日だからお正月になっているようです。



 ベトナムチームは「チャールア」というハムと春巻きをお家で作ってきてくれました。チャールアは豚肉で、大きなバナナの葉に包まれていました。
「バインクオン」という春巻きには春雨が入っています。
発表では12月30日に行う大掃除や家の中を大きな花と桃の木で飾る様子、「バィンチュン」というお正月に作る伝統的な笹巻きの写真を見せてもらいました。お祝いの料理を食べた後はみんなで花火を見て、「あけましておめでとうございます」と言うのが恒例のようです。子どもは大人からお年玉をもらえることや初詣にいくところは日本ととてもよく似ています。



 ペルーチームは「トゥロン」というお菓子を作ってきてくれました。小麦粉のクッキーを重ねた上にはちみつをかけてキャンディで飾っています。はちみつにはフルーツが入っているらしく、かなり甘そうな見た目に反して甘さのなかに爽やかさがあり食べやすかったです。
トゥロンは毎年、10月の祭りで売られていて、黒人女性が考案したものです。お祭りは絵の周りに人がたくさん集まり、教会に行くのだそうです。



 ネパールチームでは「シルロティ」というおやつを食べます。正月はお参りに行くだけで、4月に大きなパーティをします。
また、「マサラチャイ」を振る舞ってくれました。使われた香辛料はティーマサラとカルダモンです。スパイスの辛みが丁度良いですね。



 インドネシアチームは「テンペ」という大豆を使った料理を作ってきてくれました。
発表では8月17日の独立記念日のイベントを紹介してくれました。独立を祝ったあとには大人も子供も参加して、いろいろな大会を開催します。その内の一つは油が塗られている長い棒に登る大会です。棒に登るのは大変で、てっぺんにある贈り物は登り切った人がもらえます。せんべいをたべる大会は、手を使わずに紐でつるしたせんべいを食べます。
また、発表ではダンスの「ドゥイ ムカ」を踊って見せてくれました。男性が後頭部に女性のお面をつけて、服装も前は男性らしく、後ろは女性らしく見えるおもしろい衣装でした。



 日本チームは正月にたべる特別な食べ物ということでおせち料理に込められた願いを紹介しました。
病気にならないよう健康を願う豆や豊漁を願う魚、子孫繁栄を願う数の子。伊達巻は巻物に見立て、勉強が良くできますようにといった願いが込められています。





 最後はオリーブの先生たちが前に並び、「オリーブの歌」を歌いました。明日があるさを替え歌にしたものです。
今日はみなさん、美味しい料理を食べて、いろんな人とたくさん話せて、いっぱい笑って、また一つオリーブの仲間と仲良くなれました♪



(文責:後藤美子)